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【対象者】

 公的捕獲を担う捕獲者

捕獲技術者研修

捕獲技術者研修概要

公的捕獲を担う専門の捕獲従事者を育成する研修です。

地域の有害捕獲、個体数管理捕獲などの公的捕獲を担う高度な技術者を育成することを目的とし、本講座では銃器ではなく、箱罠・くくり罠を用いた捕獲技術を学びます。

下記の1~3の研修後、各自の地域における実際の捕獲活動で識別した課題をもって、下記4のフォローアップ研修を行います。

フォローアップ研修は、長岡で実施することもできますし、捕獲者の現場に講師が出張することも可能です。

このフォローアップを繰り返すことで、高度な技術を身に着けていただくことを想定しています。

捕獲技術者研修の効果

野生動物の捕獲では、捕獲失敗の際に取り逃がして捕獲ができなくなるスレ個体を作ることが、地域の生息密度を減らす上で大きな問題となります。

そこで、スレ個体を作らず確実に捕獲する技術を身に着けるまで技術指導いたします。

高度な捕獲技術を持った専任の捕獲技術者が育つことで、野生動物の生息状況や被害状況に応じ、高い捕獲圧をかけることができるため、地域の野生動物の生息密度を低密度に維持することができます。

捕獲技術者研修プログラム

自治体様の状況に合わせて設計します。(以下は新潟県の例示です。)

■1 座学研修(各1時間の講義で約1.5日)

イノシシ・シカの被害と対策状況

イノシシ・シカの生態と被害対策概論

鳥獣保護管理法・鳥獣被害防止特措法

捕獲個体の利活用・ジビエ産業

センサーカメラ・ICT・ドローン等の最新技術と捕獲

狩猟・有害・指定管理による各種鳥獣捕獲における考え方

捕獲作業におけるデータ管理と計画

捕獲個体の処理と人獣共通感染症

銃、くくり罠、はこ罠による捕獲

捕獲個体の止めさしと動物福祉

■2 技能実習(約3.5日)

実際の猟具を用いながら、罠の仕組み、設置方法、設置のための見切りの技術を総合的に学びます。

座学編の振り返り

くくり罠とはこ罠の仕組み

くくり罠設置の実演

くくり罠の設置練習と直接指導

捕獲計画と罠設置個所の選定

質疑応答、技能研修のまとめ

参加者の振り返り

■3 フィードバック研修(約1日)

技能実習後に実際の有害鳥獣捕獲の活動中に生じた疑問点や課題について整理し、講師から指導を受け、次年度に向けた課題を整理します。

設置結果のフィードバック

各自の状況報告 

ワークショップ:今年の反省と来年度に向けた課題

フォローアップ研修(希望に応じて日時を設定)

くくり罠の設置技術の確認 ●捕獲計画と罠設置個所の選定

捕獲活動中の課題や疑問についての指導

■4 フォローアップ研修(希望に応じて日時を設定)

くくり罠の設置技術の確認

捕獲計画と罠設置個所の選定

捕獲活動中の課題や疑問についての指導

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